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街のお得!?情報
なか川 東風庵(とうふうあん・創作豆富料理)
千葉県市川市八幡3-7-18(JR総武線「本八幡駅」より徒歩3分)
豆腐ならではの深い味わいを堪能できるお店
2012年もいよいよ梅雨に入りました。じめじめした季節にはさっぱりしたものが食べたいですね。さっぱりした食べ物の代表格といえば豆富。実は市川市には創業70年を超える老舗豆腐店が、創作豆富料理を提供するお店があるのです。地元で大評判と聞いたので行ってきました。
店主は日本料理の板前出身
JR本八幡駅の北口から3分ほど歩いた住宅地の入り口にそのお店はありました。店主は豆富店の3代目で、本格的な日本料理の修行をした後に先代から引き継ぎ、今も料理店と同時に営んでいます。写真の左側がその豆富店です。
高級料亭のような上質でセンスの良いエントランスから入ると、手前にカウンター7席、左奥にテーブル3卓、右奥に小上がり4卓があります。小上がりには個室タイプも用意されていました。11時半の開店と同時に入りましたが、すでに3組の予約が入っていました。
ランチはヘルシーランチ(1200円)と豊潤ランチ(1800円)と釜飯ランチ(1350円)の3種類(土日祝は他あり)。今回は1日15食限定&1番人気ということで、ちょっとお高いですが豊潤ランチをオーダーしました。果たしてその価値はあるのでしょうか?
濃厚な大豆の風味に感動
待っている間に水を口に含むとこれが美味い。店主にそのことを伝えると、「水は地下100メートルから汲み上げた天然水です。豆富、ダシ汁、ご飯、水割りなどお客様が口にする水は、すべてそこからのものです」と教えてくれました。
そして最初に運ばれてきたのは小鉢です。配膳をしてくれたスタッフいわく、「寄せ豆富は味がついていないので、抹茶塩か藻塩をつけて召し上がってください」とのこと。藻塩とは海藻からつくった塩で、海のうま味が凝縮されています。
早速その変わり寄せ豆富に抹茶塩をかけ、すくってみると……。
結構強い弾力。ヨーグルトのような柔らかさを想像していたので意外です。そして肝心のお味はというと、大変濃厚です。大豆の風味が口から鼻に抜け、後からあとから増していきます。塩をつけなくても十分おいしくいただけました。
続いて牛蒡の唐揚げ。
直径が2センチ以上あるので、「筋張っているのでは?」と思いましたが、ホクホク柔らかです。牛蒡独特の苦みもなく、カレー風味の味つけとの相性は絶妙でした。
次は鮪とトマトのサラダ。
鮪はカツオのたたきのように軽くあぶってあります。臭みは一切なく、ほんのり染みた塩味とコマドレッシングの風味が良く合っていました。
次に運ばれてきたのは煮穴子とトウモロコシの豆乳茶碗蒸し。
器が御飯茶碗くらいの大きさなのでボリューム感があります。蓋を開けるとかつお節の香りがふわぁ〜。食欲をそそります。すくうと表面は餡かけ状になっていました。
味は薄味なのですが、かつお節のダシがしっかり効いているので、物足りないことはありません。穴子の身はとろとろに柔らかく、口の中で溶けていくようでした。
メインは太刀魚とチーズの磯辺フライと豆富カツの中華味噌です。
自家製のタルタルソースはカリカリ梅入り。ランチメニューは15日ごとに内容を変更するので、このようなソースもその都度店主が考えるそうです。
見た目には赤い実が目立ちますが、食べるとそんなに主張することなく、「なんとなく梅の風味を感じるぞ」といった程度。太刀魚の淡白な風味との合わさって上品な味でした。
そして十五穀米と油揚げの御飯。
穀物の香ばしさの中にほんのり塩味が効き、さらに三つ葉のさわやかな香りが合わさります。どれも控えめなのですが相乗効果で一つの味わいを形づくっていました。特におかずがなくても満足できる味です。
最後の締めは豆乳黒胡麻プリンとコーヒー(紅茶もあり)。
こちらも大豆の風味を感じながら十分デザートとして楽しめる一皿でした。
豆富料理と聞くと「女性向け」「薄味」「ボリュームが足りない」といった不安を覚える人もいるかもしれませんが、東風庵ならそんな心配はいりません。この雰囲気・味・ボリュームなら1800円のランチも納得。次回行くときは生湯葉と鮎を肴に日本酒を楽しもうと思います。
なか川 東風庵(とうふうあん・創作豆富料理)
千葉県市川市八幡3-7-18(JR総武線「本八幡駅」より徒歩3分)
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