- 豊友ハウジング トップページ
- > 街のお得!?情報 > ブルー・デェ・ロシェ(パン)
街のお得!?情報
ブルー・デェ・ロシェ(パン)
千葉県市川市高谷2−8−1(東京メトロ東西線「原木中山駅」より徒歩約9分)
仕込みに4日費やす天然酵母のパン屋さん
以前夜7時にオープンする文房具店をご紹介しました。ある方にその話をすると「知り合いで週に火・木・土の3日しかオープンしないパン屋さんがいるよ」とのこと。しかも昨年はテレビの取材も受けたとか。これは興味深い。早速その理由、だけじゃくお味も確かめに行ってきました。
「酵母は生き物です」
お店の名前は「ブルー・デェ・ロシェ」。東京メトロ東西線「原木中山駅」から歩いて約9分の住宅街にひっそりとありました。
駐車場は店舗左側から入ると裏手に3台分あります。
一見ごく普通のパン屋さん。しかしオープンの11時に行くと次から次へとお客さんが入ってきます。大人気。とてもお話を聞くどころではありません。
「こんなに繁盛しているのになぜ毎日営業しないんだろう」オーナーさんの手が空いた隙に聞くことができました。
「うちでは自家製の天然酵母を使ってパンを作っています。天然酵母は仕込みに最長で4日かかります。だから毎日オープンすることができないんです。よく『そんなに休んでなにしているの?』と聞かれますが、休んでいるわけではないんですよ。酵母は生き物です。だから毎日手入れをしています」
なるほど。遊んでいたわけではないのですね。でもなぜそこまでして天然酵母にこだわるのでしょう?
「天然酵母にも自家製と既製品の2種類があります。天然酵母は酸っぱいという話を聞いたことがありませんか? それは温度などの管理が上手く出来ていなかったからです。既製品ではそうなる可能性があります。だから味に自信の持てる自家製にこだわっているんですよ」
こだわるとどのような味になるのですか?
「まず天然酵母は大量生産のパンで使われるイーストならではの匂いがありません。そのため素材本来の香りとうま味が引き立ちます。そのおかげで塩分や糖分が少なくできるのでヘルシーになるというメリットもあります」
聞けば聞くほど納得。それではいよいよ味わってみたいと思います。
とはいえ同店のパンの種類は平日で30種類以上、休日は40種類前後。どれを選んでいいか分かりません。おすすめをたずねるとクロワッサンとメリメロが人気だとか。ではそちらから始めて、あとは好みでいただきましょう。
「パリッ! パリッ!」の歯ごたえと濃厚な香ばしさ
クロワッサン(200円)
一般的なクロワッサンは「サクサクっ」というイメージではないでしょうか。しかしこちらは「パリッ! パリッ!」と十分な歯ごたえが心地いい。香ばしさは濃厚ですが、バターの風味はほんのりなので食べ飽きることがありません。
メリメロ(小)(440円)
こちらも噛みごたえ十分です。その理由はフランス産の小麦を使用しているからだとか。中身はマンゴー、パパイヤなどトロピカルフルーツがぎっしり。ボリューム満点です。
キャラメルピーカン(280円)
外側はクロワッサンのように「パリッ! パリッ!」。自家製キャラメルがコーティングされたクルミの香ばしさと、同じく自家製のカスタードクリームのこってりとした甘みが絶妙なハーモニーです。
シャンピニオン(180円)
小麦の風味が濃厚です。特にかさの部分がせんべいのように固く、さらに香ばしいところがやみつきに。
渋皮栗のデニッシュ(280円)
渋皮栗クリームの濃密な甘みと栗の実のフレッシュな風味の組み合わせがお見事。
大納言ブレッド(1/2)(310円)
食パンの生地に小豆(大納言)が練り込まれています。割ってみるとその実がたっぷり。 口に入れると想定外にやわらか、もちもち。そして小豆のほんのりとした甘み出てきて、噛めば噛むほど広がります。これは新感覚。バターなど付けずにこのままでどんどんイケます。
「ブルー・デェ・ロシェ」のパンは、オーナーさんのお話のとおりどれも小麦本来の香りとうま味が引き立ち、「これが本当のパンの味なんだ」と気づかせてくれる逸品でした。
ブルー・デェ・ロシェ(パン)
千葉県市川市高谷2−8−1(東京メトロ東西線「原木中山駅」より徒歩約9分)
記事の内容に関しては失礼の無いよう十分配慮しているつもりではおりますが、
もしご紹介対象のお店の方や関係者の方で記事の削除・修正をお求めの方がいらっしゃいましたら、
こちらにご連絡頂ければ対応させて頂きます。