- 豊友ハウジング トップページ
- > 街のお得!?情報 > 日本画の改革者 松村秀太郎展(市川市芳澤ガーデンギャラリー)
街のお得!?情報
日本画の改革者 松村秀太郎展(市川市芳澤ガーデンギャラリー)
千葉県市川市真間5-1-18(京成本線「市川真間駅」から徒歩約12分、JR総武線「市川駅」から徒歩約16分)
生と死、そして愛の芸術に衝撃
市川市では近代以降、数多くの文人が活躍しています。同市では、そのような文化人や芸術家を紹介するため「市川の文化人展」を開催しています。今回は市制施行80周年の記念として開催されている日本画家の村松秀太郎展(2/8〜3/16)を観に市川市芳澤ガーデンギャラリーへ行ってきました。
小説「失楽園」の挿絵も担当
村松氏は1935年、静岡県に生まれます。1961年、東京芸術大学を卒業。同年第25回新制作展で初入選。以来日本画において、ひときわ異彩を放ち、観るものに強烈な印象と衝撃を与えてきました。1966年より市川市在住。1995年、日本経済新聞連載の小説「失楽園」(渡辺淳一箸)の挿絵を担当したことでも有名です。作品のテーマは、生と死、そして愛。
庭園の中に佇むギャラリー
芳澤ガーデンギャラリーは、閑静な住宅地の中にあります。目の前の道路は多少狭く、少し離れたところに6台分の駐車場があります。
門を通り抜けると、まさにガーデンギャラリー。大きな庭園です。敷地内には駐輪所もありました。
広い庭園の奥にひっそりといった感じでギャラリーの建物があります。ひっそりといってもそれは周りの風景と調和しているからで、中はかなり広いスペースでした。
展示室の手前には村松氏の経歴を紹介するVTRが流れていました。これを観れば同氏の作品テーマなどがよく分かります。
あまりの迫力にしばらく動けず
さて、いよいよ展示作品を鑑賞するわけですが、もちろん撮影不可なので、つたない文章のみの説明となります。ご理解ください。
展示室に入ると、2メートル四方くらい(150号?)の作品がずらっと並んでいました。1968年作の「消すものと残すもの」から2004年作の「千手観音」までどれもすごい迫力。
日本画ではあるのですが、油絵で使うペインティングナイフを使用し、顔料を塗っているので非常に凹凸感があります。また、作品の多くが、生と死、愛や矛盾をストレートに表現しているので、一目観て胸に突き刺さるものがあるのです。
ちなみにこちら↓はポスターに使用されていた「首取り」(1985年)。
戦国時代の武将と軍馬の躍動感、そして生と死が隣り合うすさまじい様子が描かれています。
もう、最初の1枚を観たときから呆然。芸術の力って本当にすごいですね。気づけば1時間が経っていました。
芸術鑑賞はたまにしかしませんが、普段接することのない感性に触れることは、新しい発想が生まれるきっかけとなり、なかなかいいものです。
ちょっぴり心臓ドキドキで展示室から出ると、村松氏ご本人が受付の方と談笑していらっしゃいました。まさかご本人をお見かけするとは驚きです。
外に出ると前日は大雪だったにも関わらず、梅が咲いていました。
もう春がそこまで来ていますね。
日本画の改革者 松村秀太郎展(市川市芳澤ガーデンギャラリー)
千葉県市川市真間5-1-18(京成本線「市川真間駅」から徒歩約12分、JR総武線「市川駅」から徒歩約16分)
記事の内容に関しては失礼の無いよう十分配慮しているつもりではおりますが、
もしご紹介対象のお店の方や関係者の方で記事の削除・修正をお求めの方がいらっしゃいましたら、
こちらにご連絡頂ければ対応させて頂きます。