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街のお得!?情報
奥之院(市川七福神めぐり)
市川市若宮2-21-1(京成線「京成中山駅」より徒歩約12分)
弁財天を祀る森のようなお寺
市川市七福神めぐり第4弾は、弁財天を祀る奥之院です。
ここは鎌倉時代中期、下総国の守護千葉頼胤に仕えた富木常忍の館(若宮館)の跡です。
常忍は、布教に懸命だった日蓮とたまたま出会い、熱心な信者となりました。
1260年日蓮は、鎌倉で焼き討ちにあい、常忍を頼って若宮に移って難を逃れました。
この時常忍は館の中に法華堂を建てて、日蓮に説法を願いました。
1282年の日蓮入滅後、常忍は出家して日常と号し、法華堂を改めて法華寺と称しました。
その後法華寺は奥之院と称されるようになりました。
徒歩で行くのが無難
奥之院は、ちょっと入り組んだ住宅街の文字通り奥にあります。
だからクルマで行くのは難しいでしょう。
とはいえ所々に看板などがあるので、近くまでいけば迷うことなく到着するはずです。
この看板が見えたら左に曲がります。
するとおよそ50mで右手に門があります。
細いうえに一方通行の道路に面しているので、やはりクルマではなく、徒歩で行くのが無難でしょう。
滝の脇で微笑む弁天様
入ってすぐ右手に日常聖人の若宮館跡があります。
今は石碑の状態ですが、当時はどのような建物があったのか興味をそそられます。
さらに進むと日常聖人の銅像が。
非常に教養が高く、日蓮聖人に最も信頼された弟子の一人だったそうです。
恰幅がよくて迫力のある風貌。
きっと説得力のある説法をしてくださったのでしょう。
本堂は大きくてかなり立派です。
しかもカラフル。
参拝する人も多く、活気を感じます。
本堂を囲む緑は本当に濃い。
住宅地にありながら、まるで森の中のようです。
さて、本堂前まで来ても弁財天の姿が見えません。
赤い「七福神」ののぼりが、そこかしこに立っているのに、いったいどこなのでしょう。
キョロキョロしていると境内の一番奥に通路を見つけました。
突き当たりには高さ5mほどの滝があり、その脇で微笑む女神の姿が。
弁財天です。
境内の立札によると、弁財天は七福神の中で唯一の女神。
もとはサラスバティというインド古代神話に現れる大河の神で、
その流れる水の音にちなみ、音楽や知恵の神となり、日本に伝わった当初は弁才天と呼ばれたそうです。
その後、財産の神としての信仰も生まれ、弁財天とも書くようになりました。
以降、知恵財宝、愛嬌縁結びの徳があるといわれています。
森のような深い緑。
涼しげな滝。
その奥でやさしく微笑む弁財天の表情。
奥之院は初夏の湿った暑さを忘れさせてくれる癒しのお寺でした。
奥之院(市川七福神めぐり)
市川市若宮2-21-1(京成線「京成中山駅」より徒歩約12分)
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